冬キャンプの寒さ対策!薪ストーブなどの暖房器具を買う前に服装を見直すべき理由
どうも。440です。
本日は冬キャンプでの寒さ対策について考えてみようと思います。
前提として私は徒歩かバイクでキャンプに行くことが多いので最初から持ち運べない暖房器具は選択肢にありません。
だから、限られた選択肢の中からしか選べないがゆえの意見なのかもしれませんが、暖房器具器具を揃えるより、高いシュラフをに買い換える前に服装を見直すことが最も重要な寒さ対策だと思っています。
なぜ服装からなのか?
キャンプにおける寒さ対策は様々です。薪ストーブや石油ストーブなどの暖房器具が重要とする人もいれば、シュラフにお金をかけるべきという人もいます。それらも間違っていないのですが、使えるお金は有限であり湯水の如く使えるものではありません。ゆえに、優先順位というものがあり、まずはじめに備えなければならないのが服装なのです。
恩恵をうける時間が長い
まず、一番の理由は、恩恵をうける時間が長いということ。
薪ストーブなどの暖房器具を使ってのおこもりキャンプは確かに暖かいかもしれませんが、テントの外にでればその恩恵をうけることはできません。危険なので寝るときは暖房を消す必要があるでしょう。逆に、高級なシュラフは寝るときにしか恩恵をうけることができません。
その点、キャンプで服を脱ぐことはほとんどありませんので、テントの中で過ごすときも、テントの外でも、寝るときも恩恵をうけることができます。
キャンプの中で最も長い時間効果のある寒さ対策は服装なのです。
暖房器具や高級シュラフなどはは服装を整えた後でよいと思います。
着れるってことは運べるってこと
徒歩キャンプやバイクキャンプにおいて、荷物の積載は常に悩ましい問題です。薪ストーブや石油ストーブがどんなに暖かろうと、運べなければ意味がないのです。
その点、服ならば重さは大したことありませんし、圧縮すれば収納スペースもコンパクトです。
荷物に制限のある人ほど、防寒着をしっかり考えるべきでしょう。
レイヤリングとは?
登山などで使われる考え方にレイヤリング(重ね着)といものがあります。
冬山登山などの過酷な環境でも耐えられるように、それぞれ衣服の性能を最大限発揮するように衣服を重ねて着こむという考え方です。
複数の重ね着なので、着る枚数を調整することで気温の変化にも対応しやすいメリットがあります。当然、冬キャンプでも通用するので登山ほどガチに考ずある程度参考にするだけでも十分なメリットがあります。
レイヤリングの考かたはモンベル公式サイトの説明がわかりやすいです。
実例:2021年冬装備
自分なりに考えたレイヤリングを意識した冬用キャンプ服の紹介です。ガチ登山的なものは高くて買えないので、ユニクロ中心に安く済ませています。冬山登山ではなく、あくまでもキャンプ場でのキャンプを想定している装備です。
ベースレイヤー
ベースレイヤーには吸汗、速乾に優れ汗冷えしない素材が求められます。一番いいとされるのはメリノウール製のものですが、天然素材だけあってお高いです。手入れも難しいですし、私はユニクロのヒートテックで妥協しました。
ただし、ヒートテックは速乾性がないので汗冷えしてしまう点が弱点でしたので、中にエアリズムを切ることで直接肌に触れる部分の汗がすぐ乾くようにしました。この対策が大当たりで設営時に汗をかいても汗冷えすることがなくなりました。この組み合わせはマジおすすめ。
ミドルレイヤー
ミドルレイヤーは保温性と汗を拡散させる役割を持ちます。フリースやダウンが適しています。また、重要なのがこの階層を脱いだりきたりすることで気温の変化に対応できるということです。脱ぎ着がしやすくて、コンパクトにしまえるダウンジャケットがいい仕事をします。
脱ぐことも考えて選んでいます。設営などで暑くなった時や電車での移動時とダウンとフリースを脱ぐこともあります。そのため直接ヒートテックの上に着るのではなく間にネルシャツを挟んでいます。
アウターレイヤー
登山では防風、防水性が必要ですが、キャンプの場合はなによりも焚火への対策が必要となります。難燃性の高い生地のダウンジャケットがおすすめですが、例によってとても買える値段ではありません。私は穴が開いてもいいように、ワークマンのコットン生地のヤッケを使っています。
- ワークマン コットンキャンパー
下半身
下半身は下にヒートテックのタイツを着込んでいますが、寒くなったらダウンパンツを履くようにしています。ダウンなので使わない時は小さく収納できる点が便利です。
実績
現在、最低気温0.3℃の環境において十分に効果を発揮しています。
当時の気温推移など記録していますので、よろしければこちらもご覧ください。