FIELDOOR フィールドキャンプドーム100はとてもいいテントだが身長169cm以上の人にはおススメできない
どうも。440です。
今年のブラックフライデーで購入したFIELDOOR フィールドキャンプドーム100を実際に何度かキャンプで使用してみたのでレビューしたいと思います。
結論からいうと、とてもいいテントです。ただし、身長169cm以上の人には全くおススメできないテントでもあります。
とりあえず簡単にスペックを紹介
サイズ: 本体サイズ : (約)210cm×105cm×110cm
インナーサイズ : (約)200cm×100cm×100cm
収納時 : (約)φ18cm×44cm
材質 : ポリエステル
ポール : 超々ジュラルミン (A7075系)
ペグ : 超々ジュラルミン (A7075系)
重量: (約)2.2kg
耐水圧: 1,500mm以上
Amazonの商品ページからの引用ですが、実際に使った感じではだいたい正しいように思います。
いいところ
ペグ抜きの実測値で2.0kgを切る軽さ
ペグは愛用のチタンペグを持っていきますので付属のものは外して、専用のグランドシートを入れた状態で重さをはかるとぎりぎり2kgを切る重さでした。徒歩キャンプするときにこの重量の軽さは非常にありがたいです。
バックパックに収まるコンパクトさ
収納時の幅の実測値は42cmでした。このサイズですとバックパックの中に入れることはもちろん可能ですし、外付けした場合も邪魔になりにくい幅だと思います。
インナーがメッシュじゃないので冬もOK
私がこのテントを購入した最大のポイントです。
軽量なテントというのは、インナーがフルメッシュであることが多いんですよね。夏は風通しが良くていいのですが、冬は隙間風があるのでやっぱり寒いです。軽量化のために仕方がないのですが、いくら軽くても冬に寒すぎるテントは使いたくないです。
その点、このテントはインナーがメッシュではないので隙間風の心配がなくとても暖かいです。フライにスカートがないので、インナー自体に風があたってはいるのでしょうが、テントのなかで風を感じることはありません。実際に-3℃の環境でキャンプしましたが、テント内は4℃で風もなく問題なく過ごせました。
キャノピーが作れる
地味にありがたいのがキャノピーが作れるデザインですね。
実際にこの小さなキャノピーでタープのように雨が防げるかというとそうではないのですが、あるとないとでは結構な差があります。雨の中テントに出入りする際に非常に助かりました。
1万円を切る安さがありがたい
通常時でも8000円とお手頃価格です。私がブラックフライデーで安く買えたように、たまにあるセールでさらに安くなることもあります。価格も安定しており、不当に値段が吊り上げられることもないので初心者の最初のテントによいと思います。
悪いところ
フライのテンション調整ができない
残念なのはフライをインナーにかぶせたときにゴムをひっかけて固定する仕組みです。ひっかけるだけなのでテンションを調整することができず、テントをキレイに張るのに苦労します。また、ゴムなので耐久性に不安がある点も残念です。
インナーが狭い
致命的な点がインナーが狭いことです。私は身長169cmですが、寝た時に足先がテントの側面にあたります。足先があたらないようにすると今度は頭があたるという絶妙なサイズ感です。クッカーのスタッキングなら、シンデレラフィットでよいのですが、実際にテント内で過ごすとストレスが溜まります。
また、実用的な面でも外気温-3℃の環境でテント側面に触れたダウンシュラフが凍り付くといったこともあり、もう少しスペースに余裕が欲しいところです。
スペック上のインナーサイズは200cmと余裕がありそうなのですが、実際には側面が傾斜しているので寝た時のつま先の高さだと余裕がなくなるみたいです。テント購入の際には底面の幅だけで判断しない方がいいですね。
まとめ
軽量でインナーがメッシュでないテントは貴重であり、価格も安いとなれば買いなのは間違いない優秀なテントです。ただし、インナーの狭さは致命的なので背の高い人には全くおすすめできません。身長が160cmまでの人には非常におすすめできる良いテントです。